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《コロナと向き合う (7)》食の安定供給へ努力 JA群馬中央会各連合会長・大沢憲一さん
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 新型コロナウイルス感染拡大は農畜産物にも影響を及ぼしている。JA群馬中央会・各連合会の大沢憲一会長(72)は、牛肉や花が値下がりし、人手不足が懸念される現状を説明。食の安定供給を続けていく重要性を強調する。外出自粛を受け、安全安心な国産食材の良さに気付く契機にしてほしいと呼び掛ける。

―価格下落や需要減少など影響が出ている。
 牛肉は暴落と言えるほど値が下がり、県産ブランド牛「上州和牛」は欧州や東南アジアへの輸出も止まっている。子牛相場が高かった時のものが出荷されているので生産者にとっては二重の打撃だ。春は花の需要が最もある時季だがイベント中止で半値以下。休校で需要が減る牛乳、観光イチゴ園も影響がある。

―高原野菜の現場では、労働力確保が課題だ。
 夏秋キャベツの最大産地の嬬恋村、レタスなどを生産する利根沼田地域では、海外からの実習生が入国できず困っている。例年より4~6割ほどの人手が足らず、JAグループ職員のほか、他産業の従事者や学生にも声を掛け、生産量を維持できるよう努めている。今後収穫が本格化するので対応を急ぎたい。

―資金繰りに困る生産者への支援策は。
 JAグループ群馬独自に緊急対策資金を創設した。経営継続するための運転資金として3000万円を上限に貸し出し、JAグループ負担で金利と保証料がかからない仕組みだ。厳しい経営は農家の生活に直結する。これから先どう影響が出てくるのか分からない部分もある。状況を把握しながら支援を考えたい。

―流通機能の維持や、生産資材確保の現状は。
 共同選果場で感染者が出たときは、農畜産物の安定供給に影響するので非常に困る。各JA同士で連携し合うことも検討している。生産資材の調達は現状では大丈夫だが、海外製が多いのでこの先が心配。部品が入らず機械修理が滞ることも想定される。課題はあると思うが、迷わず生産を続けられるよう努めたい。

―今後の抱負を聞かせてほしい。
 JAグループの社会的使命である食料の安定供給は、どんな状況になっても続けなければならない。これを契機に、安全で安心な国産農畜産物への理解がこれまで以上に進めば、食料自給率向上にもつながる。今は一日も早い終息を願っている。

 おおさわ・けんいち 日本ばら切花協会長、JA前橋市代表理事組合長などを歴任し、2014年にJA群馬中央会・各連合会長に就任。勢多農林高卒、米国エベレット大専修課程修了。前橋市

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