タクシーで料理宅配 前橋市が補助、8社と連携
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タクシーでの料理配送に取り組む(左から)前橋地区タクシー協議会の矢嶋敏文会長、山本龍市長、マエテク連絡会の関口主税代表=前橋・中央イベント広場

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、前橋市は1日、市内のタクシー会社8社と連携し、飲食店の料理や弁当の配送サービスを始める。配送料の6割を市が補助し、利用者負担は300円で済む。収入が減る飲食店とタクシー事業者を支援するとともに、利用者の外出を抑制することで感染拡大の防止にもつなげる。

 市などが30日、「まえばしFOODタクシー事業」として発表した。外出自粛で乗客が減っているタクシー事業者に食料品などの配送を認める国の特例措置を利用する。市によると、自治体の配送料補助は全国でも珍しい。期間は国が定めた5月13日までで、特例措置が延長された場合は変更を検討する。

 テークアウト(持ち帰り)可能な店舗でつくるフェイスブックのネットワーク「前橋まちなかテイクアウト(マエテク)」のスマートフォン用アプリで確認できる。

 利用者は飲食店に電話で料理を予約して配送希望を伝え、届けてくれたタクシーに料理代と300円を払う。1回2000円以上の注文が条件。配送料は一律1500円だが、飲食店が300円、市が900円を負担する。市内在住在勤者が対象でエリアは市内。時間は午前11時~午後7時。

 客足が激減しテークアウトを始める飲食店が増える中、「店まで出向けない」という市民の声と、「配送まではできない」という店の現状をつなぐ事業で、売り上げが約4割(3月末現在)落ち込むタクシー会社を支援する狙いもある。

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