外出自粛でごみが急増 自治体処理施設が悲鳴「時期ずらして…」
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粗大ごみの山から、資源物を分別する職員=7日午後1時40分ごろ、玉村町クリーンセンター

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛が続く中、各家庭からごみ処理施設に持ち込まれる粗大ごみの件数が、群馬県の自治体で急増している。例年、自宅にいる時間が長くなるゴールデンウイーク期間はごみの量も増えるが、今年はさらに1~2割多いとする地域も。感染症予防で職員の分散勤務に取り組む自治体も多く、関係者は「不急のごみは時期をずらして処分してほしい」と呼び掛けている。

◎在宅時間が↑・自治会の集団回収が↓…など 背景に
 「朝から予約の電話が鳴りっぱなし。電話がつながらないとの苦情も寄せられた」―。玉村町クリーンセンターの青木大成所長は7日、驚いた様子で話した。同センターでは、粗大ごみの持ち込みを事前予約制としているが、このGW前後は電話が殺到。密集を防ぐため職員を減らしており、平日は40件、休日は60件までと普段より受け入れ件数を制限していることもあって、来週半ばまでは予約がいっぱいだという。登録制の町のメールサービスを使って同日、町民に現状を説明する情報発信をして協力を求めた。

 持ち込まれた粗大ごみの中に衣類や紙などの資源ごみが含まれている場合もあり、青木所長は「感染症を警戒しながらの作業が続く。作業員の負担を軽くするためにも分別に協力してほしい」と訴える。

 他の自治体でもごみの持ち込みが急増し、対応に苦慮している。太田市清掃センターは7日朝、開所を待つ利用客で施設周辺が渋滞した。最大で1時間近く並ぶ人もいたという。市の担当者は「平年の1~2割は多い。持ち込みだけでなく、各地区のステーションに出されるごみの量も増えている」と話す。市のホームページでは、家庭からの不急のごみについて、直接搬入を控えるよう呼び掛けている。

 自治会活動の自粛が、家庭からの持ち込みの急増につながっているとみられる地域もある。前橋市内では33の自治会が5月に集団回収を予定していたが、すべての自治会が実施を見合わせた。

 高崎市高浜クリーンセンターは4月30日、5月1、7日の計3日間、受け入れを担当する職員を3人増やして対応した。それでも利用客の車が敷地外まで続く状況だったといい、西山学所長は「持ち込みは最小限の人数で、できるだけ感染リスクを減らしてもらえるとありがたい」と話した。

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