《新型コロナ》理美容業に「補償を」 密着不安で客離れ経営打撃
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窓を開けながら営業する西毛地域の理容店。消毒も徹底するが、客足は遠のいている

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で、近距離での接客やサービスを余儀なくされる県内の理美容店は、客離れにより経営に打撃を受けている。理美容業界は県の休業要請の対象に含まれておらず、自主的に休業したり、やむを得ず営業を続けたりと店舗ごとに対応は分かれる。理美容師自身も感染への不安を抱える。業界団体が県に他の産業と同様の休業協力金を求めるなど、休業補償の拡充を求める声も強い。

 大型連休終盤の午前。西毛地域の理容店で、マスク姿の男性店主(56)が店の窓を開け、入り口に消毒液を設置していた。男性の店では窓を定期的に開放して店内を換気したり、客が触れそうな部分を消毒したりと、できる限りの感染防止対策を講じて営業を続けている。

 コロナ禍で、4月の来店客数は通常の5割ほどに落ち込んだ。髪を切る時などは客との距離がどうしても近くなる。男性は「自分が感染したり、感染させてしまったりすることも考えられる」と葛藤しながらも、生活のためには営業を続けざるを得ない。マスクや消毒液など資材不足も心配だという。

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