避難所間仕切りシート コロナ念頭に試作 富岡市
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簡易間仕切りを試作する市職員=12日、富岡市役所

 昨年10月の台風19号(令和元年東日本台風)で男女3人が死亡した群馬県富岡市は12日、新型コロナウイルスを念頭に、今後の災害時に感染を予防した上で市民に避難してもらおうと、ビニールシートを用いた簡易間仕切りを試作した。密集を防ぐため、避難所として使える場所を新たに確保する取り組みも進める。

 試作品は、2メートル四方の段ボールの四隅に単管パイプを立てるなどして、飛沫ひまつを防ぐため農業用のビニールシートで3面を覆う構造。職員3人が15分ほどで組み立てた。高さは約2メートルで、大人2人と子ども1人程度が横になれる。

 市は16個分を備蓄しており、災害時に避難所に設ける。30個分まで増やす計画で、今後は単管パイプやビニールシートも準備する。

 災害時の避難先として、市は市営住宅20室を確保しているが、各地区の公会堂や各学校の体育館、特別教室、武道場を使えないか調整中。なるべく多くの避難所を用意し、密集を防ぐ。

 市危機管理課は、台風19号の際の避難所は相当な密集状態だったと振り返る。新型コロナの感染リスクから「(現状では)あのような場所に避難してもらうことはできない。災害はいつ起きるか分からない」とし、早期に対策を進める考えを示した。

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