感染の有無1時間で判定 群馬パース大が検査キットを共同開発
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 群馬パース大大学院(高崎市)の木村博一教授(59)と宝ホールディングス傘下のタカラバイオ(滋賀県草津市)は、新型コロナウイルス感染の有無を1時間以内で判定できるPCR検査キットを共同開発した。同社によると、国立感染症研究所が公表している検査キットの中では最短の判定時間という。1日に発売した。月間200万検体分を供給する。

 喉や鼻から取る検体には遺伝子の増幅を妨げる不純物が含まれているため、これまでの検査では判定までに2、3時間かかっていた。木村教授と同社は、不純物の影響を受けにくい反応液を開発し、従来の半分以下の時間で判定できるようにした。精度は従来の検査と変わらないという。

 国立感染症研究所の感染症疫学センターでウイルス性疾患を担当する第6室長を務めたこともある木村教授は「キットの開発で、PCR検査が簡単かつ迅速にできるようになった。現場の負担軽減につながり、安定した結果を得ることが期待できる」としている。

 中国・大連市の工場で生産し、価格は100検体分で13万2000円。代理店を通じ、病院や民間の検査機関などに販売する。行政による検査に使用できるだけでなく、公的医療保険の適用対象にもなる。

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