緊急事態宣言解除後 初の週末 再開 感染防止の対応策探りながら
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イオンモール高崎では、感染防止策の一つとして社会的距離を取るよう促す表示を店内各所に置いていた=16日午前10時ごろ

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除された群馬県含む39県は16日、初の週末を迎えた。県内でもこの日、外出自粛や休業要請が県の定めた独自に指針に基づいて一部解除され、一部の大型商業施設や公共施設は感染防止の対策を取りながら再開した。ただ、感染拡大第2波への不安が残る中、早急な再開に慎重な施設もあるほか、温泉地など観光地への出足は鈍く、日常を取り戻すには至ってない。

 県の独自指針の警戒度が4から3に引き下げられたことを受け、カラオケやライブハウスといった感染リスクが高いとされる一部施設を除き、休業要請が解除された。外出自粛は密閉、密集、密接の3密となる場所だけに限られるが、16日から再開に踏み切った施設は限定的だった。

 この日再開した商業施設や公立図書館では3密を避けながら、久しぶりの買い物を楽しんだり、本を選んだりする人の姿が見られた。自動車教習所も検温やマスクの着用の呼び掛けといった感染対策を講じた上で営業を再開した。免許取得を心待ちにしていた受講生が訪れた。

 大型商業施設では、同日、高崎、太田のイオンモールの専門店街が約1カ月ぶりに営業を再開した。イオンモール高崎(高崎市棟高町)では、入り口に検温装置を設置したり、デジタル表示の看板で客同士の距離を開けるよう呼び掛ける内容を表示するなど対策を徹底した。「安心安全な施設となるよう対応していきたい」(頼岡成司ゼネラルマネージャー)としている。

 一方、各地の温泉地の人出は低調だった。草津、伊香保、水上、四万の県内四大温泉は16日、いずれも観光客はまばらだったという。今月末まで休業を続ける旅館も少なくない。「観光客が戻ってくる時に備え、準備していきたい」(みなかみ町観光協会の担当者)とする。

 県が定めた独自指針は4段階の警戒度を設け、新規感染者が1日平均5人以下といった数値条件や東京都の感染状況動向などが2週間続けて基準を満たせば1段階ずつ引き下げる。警戒度2は休業要請の全面解除に加え、学校を週2、3日の分散登校で再開する。警戒度2への移行判断は29日ごろの見通し。

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