緊急事態解除から1週間 余暇の場も再開続々 感染対策最優先で
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密集を避けるため使用制限を設けている脱衣所=21日、渋川市の入浴施設

 新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の解除から1週間が経過し、群馬県内の温泉施設や映画館、ボウリング場などで営業を再開する動きが広がっている。各施設は利用人数を制限したり、客同士の接触回避を求めたりするなど感染防止を最優先。「当面は本来の客足は見込めない」との声も上がる。

 渋川市内の日帰り温泉施設、伊香保温泉石段の湯は21日、約1カ月ぶりに再開した。密集回避のため休憩室を閉鎖し、脱衣所は間隔を空けるなど対策する。常連客の男性(72)は「自宅より格別に気持ちが良い。客も従業員も感染予防に気を使っているようだ」と話した。

 同施設を含め市営施設は利用を市民に限定。北橘温泉ばんどうの湯もその一つだ。入浴と飲食時以外はマスク着用も求める。伊香保露天風呂は整理券で入場を制限し、ティッシュや綿棒、ごみ箱を撤去した。担当者は「まだ客足はまばら。にぎわいを取り戻すには時間がかかりそう」とした。

 映画館は、ユナイテッド・シネマ前橋、イオンシネマ高崎と太田、MOVIX伊勢崎が22日に再開する。各館とも客同士の距離を保つため、座席の半数以上の使用を制限。来場者の検温を実施する劇場もある。多くの新作の公開が延期されており、当面は休館前からの作品や旧作を上映する。

 29日に再開する高崎市のシネマテークたかさきは収益減を補うため、20日にオンラインショップを開設。支援金200円を上乗せした「応援チケット」(2000円)やグッズを販売する。小林栄子支配人は「売り上げは存続のため大切に使わせていただく」と話す。前橋市の前橋シネマハウスは6月上旬に再開する予定。

 県の休業要請が続くボウリング場は、県ボウリング場協会の加盟5施設が順次営業を再開する。同協会は対策のガイドラインを策定。22日に再開するパークレーン高崎はこれに沿い、1レーンの利用人数を3人までに制限、間隔を空けるため使用しないレーンを設ける。客同士のハイタッチなども避けてもらう。

 同協会は「ボウリング場ではクラスターが発生していない」として、県に対し休業要請の対象から外すよう要望している。担当者は「収入が全くない状態で経営が逼迫ひっぱくしていた。今後も感染防止のため最大限の対策をしたい」とした。

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