「熱乃湯」に草津節 再び 1カ月ぶりに営業再開し湯もみショー
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座席の間隔を空け、出演者もマスクをするなど対策をして再開した湯もみショー

 新型コロナウイルスの影響で休業していた群馬県草津町の観光施設「熱乃湯」が22日、営業を再開し、草津温泉名物「湯もみ」が約1カ月ぶりに披露された。苦境にあえぐ温泉街に、久しぶりに響いた元気な草津節。黒岩信忠町長は「新型コロナ対策を万全にし、まずは県内のお客さんをお迎えしたい」と話した。

◎4月の入り込み客数は前年比84%減
 熱乃湯は「湯もみガールズ」と呼ばれる女性たちによる湯もみの実演や踊りが楽しめる草津温泉の人気観光スポットだが、4月18日から休館となっていた。

 感染防止対策として入場時に観客を検温し、手を消毒してもらう。座席の間隔を1メートルほど空け、最大250人の入場者数を70人に制限。観客にマスクの着用を義務付け、湯もみを実演する女性たちもマスクをして出演する。観客による湯もみ体験は、密集を避けるため当面休止とする。

 この日は全6回の公演が行われ、計約40人を迎えた。観覧した男性(25)=茨城県つくば市=は「ショーに出る人もマスクをしていたり、入場前に検温や消毒したりする対策のおかげで安心して楽しめた。温泉街は多くの店が閉まっていて寂しい。元通りになったらまた来たい」と話した。

 草津温泉観光協会の大川揚一事務局長は「湯もみは草津の象徴。湯もみをしている姿を久しぶりに見ることができてほっとした。徐々に元通りの草津温泉に戻れるように、安全対策を徹底したい」とした。

 湯もみの再開に併せて、休館となっていた町内三つの公衆浴場も入場制限や営業時間の短縮、休憩室の閉鎖などの対策をした上で営業を再開した。

 2019年度に過去最多となる327万人の入り込み客数を記録した草津温泉だが、新型コロナによる打撃は大きい。町によると、今年4月の入り込み客数は4万4560人で、27万9649人だった前年同月の約16%まで落ち込んだ。温泉街では緊急事態宣言が解除された今も休業を続けている旅館が目立つ。

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