《部活が揺れる 長引く自粛》読者の声 募るやりきれなさ
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インターハイのサッカー男子決勝が行われるはずだった正田醤油スタジアム群馬=5月14日掲載《部活が揺れる 長引く自粛》(1)より
「うちで踊ろう」をテレワーク合奏する農大二高吹奏楽部=5月18日掲載《部活が揺れる 長引く自粛》(4)より

 休校中の部活動の現状を報じた連載企画「部活が揺れる 長引く自粛」には、電子メールで群馬県内外の生徒や保護者らから意見が寄せられた。その多くは、新型コロナウイルス感染症予防の観点から大会中止はやむを得ないが、やりきれない思いを抱いている内容だった。大会の代替開催を求める声や、活動自粛の長期化を「部活について考える機会に」との声も上がった。

 連載初回では全国大会やスポーツ推薦を目指す生徒を取り上げたが、県内の高校女子サッカー部の3年生は「そういう人ばかりではないことも分かってほしい。(強豪ではない)私たちだからこその思いもある」と率直な気持ちをつづった。

■気持ちの整理
 節目となる県高校総合体育大会の中止を受け、3年生の部員で話し合って早期引退を顧問に伝えると、「学校が始まってから、みんなの前でしっかり終わろう」とオンラインで課題が届いたという。「先生は私たちのことを考えてくれていると感じる。気持ちに整理がつかない日々だが、もう少し耐えてみたい」と記した。

 大会の代替開催について、連載初回で否定的な声を紹介したのに対し、中学ソフトテニス部3年生の母親(県内)は「私たち夫婦もコート予約や送り迎えなどを頑張ってきた」とした上で、「活躍する場もないまま引退なのかと思ったら、悔しくてたまらない。何とか結果を残せる場をつくってほしい」と訴える。

 中学陸上部3年生の父親(福岡県)も「自主練習の成果を確認でき、長期的な視点を持つきっかけになる」などの理由で代替開催に賛成し、「コロナを機に生徒、保護者、顧問が部活について深く広く考え、ジュニアアスリート界がさらに盛り上がっていくといい」と結んだ。

■早すぎる判断
 大会中止の波紋は最上級生にとどまらない。中学運動部2年生の父親(県内)は「今年は先輩と一緒に全国に行けた可能性があったので本当に残念。3年生が一番ふびんだが、下級生は来年があるからいいや、とはならない」と強調した。

 連載4回目で文化系の部活への影響を報じた。全国と各ブロック、都道府県の吹奏楽コンクールが続々と中止され、全国大会常連の高校3年生の母親(愛知県)は「本番は10月なのに、中止の判断が早すぎる」と憤る。「ブロック大会までは音源による審査にして、秋の段階で全国大会の可否を検討してほしかった」と嘆いた。

 中学吹奏楽部3年生の母親(県内)は「大会中止でたくさんの子どもが傷つき悩んでいる現状を知り、心が痛んだ」とした上で「部活は課外活動で、学生の本分は勉強のはず。部活の在り方をあらためて考える機会だと思う」と受け止めた。

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