政府配布マスク 寄付を 続々呼び掛け 学校や医療現場で活用
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県内外から届いたマスク。職員が仕分け作業などに追われる=安中市役所
布マスクの寄付を呼び掛ける太田市浜町郵便局員
商品券を手に、布マスクの寄付を呼び掛ける服部さん

 新型コロナウイルス感染予防のため政府が全世帯に2枚ずつ配布している布マスクについて、不要なマスクの寄付を呼び掛ける群馬県の自治体が増えている。いち早く募集を開始した安中市には県外からも多数が届き、太田市では郵便局が寄付専用のポストを設置。いずれも学校や医療福祉の事業所などで活用してもらう方針だ。

◎SNSで拡散 200枚集まる…安中市
 政府が全世帯に配る布製マスクを巡り、寄付を呼び掛けた安中市には全国各地から寄せられている。マスク不足が改善してきたことなども一因とみられる。政府配布がいまなお行き渡っていない地域もあり、今後も寄付は増えそうだ。

 市は26日から未使用マスクの寄付を募り、市役所や市文化センターなどで受け付けている。寄付の呼び掛けがインターネットや会員制交流サイト(SNS)で拡散すると、東京や山梨、京都、福岡など県外からも届くようになった。

 市健康づくり課によると、3日時点で政府配布マスク268枚、手作りや市販品213枚が寄せられている。「困っている人に」などとつづった手紙も添えられていることもある。

 市は募集を当面続け、市内の小中学校や福祉施設などに配る。担当者は「遠方から届くのは想定外。多くの人の善意に感謝したい」としている。

◎郵送でも受け付け…伊勢崎市
 伊勢崎市は4日から、政府が配布している布マスクの寄付を募集する。市役所や各支所に寄付箱を設置するほか、郵送でも受け付ける。集めたマスクは介護事業所などに届けて有効活用する。

 問い合わせは市健康づくり課(電話0270-27-2746)へ。

◎期限設けず小学生向け募る…大泉町
 大泉町は3日までに、政府が配布する布マスクの寄付を募り、町内の小学生向けに活用すると発表した。布マスクは未使用品に限る。回収場所は町役場総合案内と町保健福祉総合センターで、期限は設けない。

◎太田市内の全郵便局に専用ポスト
 政府が配る布マスクが不要な世帯に寄付してもらうため、太田市内の全21郵便局が寄付専用の“ポスト”を設置した。

 市が不要な布マスクを小中学生向けに活用しようと寄付を呼び掛けたため、同市浜町郵便局がポストの設置を発案。市内の全郵便局が協力した。同市浜町郵便局の渋沢尚史局長(51)は「子ども用のマスクが不足していると聞いている。身近な郵便局に持ってきてもらい、市と子どもたちに協力したい」と話している。

 寄付できるのは未使用のみ。各郵便局がまとめて行政センターに送る。30日まで設置予定。マスクの配達状況によっては延長も検討する。

◎1000円の専用商品券と交換…太田の料理店
 政府が配布する布マスクを不要な人に寄付してもらおうと、太田市西本町の創作料理店「japanese cuisine漣」は30日まで、未使用の布マスクを、同店で使える1000円分の商品券と交換するキャンペーンを行っている。

 オーナーシェフの服部貴司さん(44)は報道で、配布される布マスクが「小さい」「必要ない」という声があると知り、「子どもたちのために」とキャンペーンを考案。同市が小中学生向けに寄付を呼び掛けていることから、集まれば行政センターに届ける。

 商品券の使用期限は設けない。服部さんは「店を知ってもらうきっかけにもなればうれしい。何かのついでに立ち寄り、マスクを寄付してもらえれば」と話している。

 営業時間は午前11時~午後2時、午後6~10時。テイクアウトは午前11時~午後9時。日曜定休。店内で食事の場合は事前予約が必要。

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