嬬恋村、体験型観光を発信 コロナ後へ実証実験
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 新型コロナウイルス収束後の観光誘客を見据え、群馬県嬬恋村は4日、地域の観光情報サービス開発などを手掛ける「myProduct(マイプロダクト)」(東京都文京区、小山翔社長)と連携して、地場産業などを組み入れた新たな体験型観光プランの創出に向け、実証実験を開始すると発表した。20~30プランを作成し、オンラインで予約や決済をできるサイトを立ち上げて全国に発信する計画だ。

 同社の地域コーディネーターと映像ディレクターの計2人が6~9月、村に常駐。村内の観光事業者とともに、新プランの企画やPR動画の制作などを行う。新型コロナの感染状況を見ながら、9月にも観光客を招いたモニターツアーを実施する。常駐する2人は、2週間以上の自宅待機で体調を確認し、検温など感染防止対策を取った上で来村してもらう。村内では不特定多数に接触しないように活動するという。

 日本一の生産量を誇る夏秋キャベツの収穫やクラフトビール製造、木工品製作といった産業体験のほか、浅間山麓の広大な自然を生かしたガイドツアーや自然の中でのヨガなど特色あるプランの創出を目指す。

 新たな体験プランは、オンラインでの予約や決済ができるサイト「クラフトリップ」で発信する。連携事業終了後、村観光協会などが運営を引き継ぐ予定。

 同社の小山社長は「これまで隠れていた村の魅力を掘り起こし、広く伝えることで、地域の活性化につなげたい」と説明。村総合政策課は「村に訪れる観光客だけでなく、草津温泉や軽井沢など周辺の観光地に訪れる人にも新たな選択肢を示せる。宿泊先のチェックイン前の時間を村内で過ごしてもらえば交流人口を増やせる」と期待する。

 同社では、これまでに山梨県市川三郷町や栃木県さくら市などで同様の事業を展開。県内での実施は初めて。

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