《新型コロナ》抗体検査の活用広がる 感染歴把握・精度に課題も
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 新型コロナウイルスの感染歴を調べられる「抗体検査」がプロ野球選手の検査に活用され、注目を集めている。一般の人を対象に提供する民間クリニックも増加し、利用者は広がる。群馬県内では、住民向けに検査費用を補助する方針を決めた町村もある。一方、PCR検査のような感染者を迅速に把握して治療に役立てるという用途には向かないほか、精度にばらつきがあるという課題も指摘され、導入に慎重な見方をする専門家もいる。

 ウイルスを排除するために体の免疫システムが作り出す「抗体」と呼ばれるタンパク質を少量の血液から検知するのが抗体検査。症状が回復しても一定期間、抗体は血中に残るため、過去の感染歴が分かる。

 県内で検査費用を補助するのは長野原、嬬恋、草津の西吾妻地区の3町村。7月にも、医療・福祉従事者は無償、そのほか希望する住民は1人3000円で受けられるようにする。抗体の有無を調べて従来の感染防止策の有効性を検証し、感染の第2波への対策につなげる狙いだ。

◎70代感染女性は甘楽在住

 県は6日、新型コロナウイルスへの感染が5日に確認された70代女性について、甘楽町在住だと明らかにした。家族や親族計5人を濃厚接触者として確認した。感染経路を調べている。

 県によると、県衛生環境研究所などで6日結果が判明したPCR検査72件(前橋、高崎両市の検査を含む)はいずれも陰性だった。

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