外国人に支援の輪 コロナで生活困窮 給付金申請や雇用相談
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前橋市で開かれた生活応援イベントで、さまざまな説明を受ける留学生

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、生活に困窮する県内在住の外国人を支援する取り組みが目立ってきた。前橋市内で6日に留学生向けの生活応援イベントが行われたほか、7日には高崎市内で外国人労働者を対象にした相談会が開かれる。仕事や生活に寄り添って相談に応じ、不安解消につなげようとする支援の輪が広がりつつある。

 人材派遣の中央キャリアネット(前橋市)は6日、同社に派遣登録する留学生向けの生活応援イベントを開いた。感染防止対策として時間帯を4回に分け、それぞれ定員の10人が参加。同社のスタッフが国の特別定額給付金や学生支援緊急給付金などの申請用紙の書き方を指導したほか、7月ごろから再開予定の派遣業務について説明した。

 同社には県内在住の留学生約200人が登録しているが、4月上旬以降、派遣先の企業から「5月末で派遣を終わりにしたい」といった申し出が相次ぎ、約60人の留学生に影響があったという。

 小池正律専務(49)は「留学生の多くはアルバイト代を生活費に充てているのに、一番先に雇用を整理されてしまう」とし、留学生の安心感につなげようとイベント開催を決めた。

 市内の中央情報経理専門学校1年で、インドネシア出身のアンネ・アプリリア・ハキミ・プトリさん(22)は4月以降、飲食店などから採用を断られているといい、「今は貯金や仕送りで何とか生活している」と窮状を明かす。同校3年でネパール出身のビスワカルマ・ビクラムさん(24)は「通訳の仕事があれば紹介してほしい。相談できる場所があるのはいい」などと次回の開催を希望した。

 外国人労働者を支援する動きも出ている。高崎市の交通ユニオンと中小労組政策ネットワークは7日、同市労使会館で、県内で働く外国人労働者向けの無料相談会を初めて開く。弁護士や医療福祉関係者らが、新型コロナの影響による雇用や労働、生活全般の問題について相談を受け付ける。会場には、スペイン語など4カ国語に対応した通訳もいる。

 担当者によると、6日までにコロナの影響による雇い止めや賃金未払いに関する相談が複数寄せられたといい、「1人で悩まず、気軽に相談して」と来場を呼び掛けている。午前10時~正午、午後1~4時。問い合わせは交通ユニオン(027-321-5544)へ。

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