ゴルフ場や旅館 避難所に 密集避け感染拡大防止
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 災害時の新型コロナウイルス感染症対策として、群馬県は10日、避難者の密集を回避するため、ゴルフ場や旅館・ホテルを活用し、避難先の分散を図ることを明かした。それぞれの業界団体と協定を結ぶ方向で協議している。

 従来のように大勢が避難先に集まった場合、新型コロナの感染拡大が懸念される。災害時の要配慮者に区分される高齢者は感染により重症化する恐れがあり、危機管理課は「特に要配慮者が密集するのは避けなければならない」としている。

 市町村が指定する避難先には、災害発生後に一時的に身を寄せる「指定緊急避難場所」と一定期間の避難生活を送る「指定避難所」がある。県はゴルフ場のクラブハウスなどを指定緊急避難場所、旅館・ホテルを指定避難所といった形で利用することを想定している。

 県は県旅館ホテル生活衛生同業組合、県ゴルフ協会と大枠の協定を結ぶ協議を続けている。市町村には組合支部や各ゴルフ場などと取り決めを交わしてもらう考え。同課は確保する部屋数や協定締結時期は協議中とし、「早急に取り組むべき課題として交渉を加速させたい」としている。

 既存の避難先である学校についても、体育館だけでなく、分散のために教室の利用も検討している。

 10日の県議会危機管理対策特別委員会で明らかにした。現在は指定緊急避難場所が1699カ所、指定避難所が1562カ所ある。

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