全市町村 夏休みを短縮 最短は17日間に 暑さ対策が必須に
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う3~5月の休校を受けて、群馬県内全35市町村が、所管する小中学校の夏休みを短縮し、4~13日間を授業に振り替えることが、16日までの上毛新聞の集計で分かった。大半が8月1日に夏休みに入る。一方、真夏の授業日が増えれば、暑さ対策は必須。学校のエアコン整備は、夏も比較的涼しい地域を除き普通教室で完了しているが、児童生徒の分散のために活用が増えるとみられる特別教室は遅れがちな状況だ。

◎10月28日「県民の日」振り替えの自治体も
 市町村の大半は、従来夏休みだった7月下旬の平日を授業に充てる方向で、南牧村と高山村を除く33市町村が8月1日に夏休みに入る。夏休みの期間は同1~23日が最も多い。沼田を除く11市と10町村が該当する。

 授業への振り替え日数を4日間にとどめたのは高山村。13日間を確保したのは高崎市と太田市だった。

 夏休みが最も長くなるのは上野村と南牧村の28日間。上野村は6月1日から分散登校を経ずに全面再開し、南牧村は独自判断で休校を短期にとどめた経緯がある。最も短いのは嬬恋村と草津町の17日間となる。

 新型コロナの感染防止でマスクやフェースシールドを着けて過ごす時間が長くなる中、夏本番の授業日が増えることで、暑さ対策は今まで以上に不可欠になる。

 小中学校のエアコン整備率を巡っては、普通教室で長野原、草津両町を除く33市町村が100%とした。

 一方、特別教室について100%と答えたのは藤岡、みどり、榛東、吉岡、下仁田、東吾妻、片品、板倉、明和の9市町村にとどまった。特別教室は理科や図工などの授業だけでなく、「新しい生活様式」に準じた学校生活で児童生徒を分散させるために活用される場合もあるとみられる。

 市部では高崎、太田、富岡などが「ほぼ設置している」とするが、桐生(37%)、館林(43%)、前橋(46%)などは整備率が低かった。

 群馬県教委は小中学校の学びを平準化するため、夏休みを10日ほど短縮して授業日に振り替えるとする統一的な基準を市町村に示している。授業日を確保しつつ、登下校時を含めた熱中症のリスクを抑えたいとして、渋川市などは冬休みや県民の日(10月28日)を授業に充てる。

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