プールの授業 25市町村の小中学校で中止 新型コロナ 行事に影
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前橋市の山王小は昨年、6月4日にプールでの授業を開始した。例年、県内小中学校では5~6月にプール開きが行われていた(2019年6月5日付より)

 新型コロナウイルスの感染防止などのため、前橋をはじめ少なくとも25市町村が本年度、所管する小中学校でプールの授業を行わないと決めたことが、21日までの上毛新聞の集計で分かった。実施するとした群馬県の自治体は桐生、長野原、高山の3市町村のみだった。修学旅行や運動会(体育祭)といった主要な学校行事は大半の市町村が実施の可否を検討中としている。

◎「3密」見極め 慎重に判断…各自治体
 プールについて、実施する3市町村以外では、高崎、みどり、甘楽、中之条、片品、川場の6市町村が検討中、東吾妻町が各校判断とし、その他は実施しない方針。

 検討を続ける高崎市の担当者は「子どもたちはプールが楽しみ。準備はしているが、状況次第」と頭を悩ませる。

 実施しない太田市は「複数の学級が合同で行うため、更衣室などで3密となる可能性がある」と説明、併せて授業時間の確保も考慮したとする。

 実施する3市町村も、開始時期が7月にずれ込むなど休校のしわ寄せを受けている。桐生市は市として実施を許可した上で、各学校で3密が生じないか慎重に見極めて可否を最終判断するよう求めている。

 スポーツ庁は5月の通知で、塩素濃度が適切なら水中感染のリスクは低いとする一方、多人数が同時にプールや更衣室を使うと密集、密接が想定されると指摘。対策が難しい場合は実施を控えるよう求めている。

 新型コロナは修学旅行などの恒例行事にも影を落とす。多くの市町村は実施の道を探りつつ、まだ結論を出していない。

 修学旅行の実施方針を現時点で打ち出すのは南牧、片品、玉村、千代田の4町村にとどまる。全体的に、取り急ぎ秋へ延期しておく流れがあり、行楽シーズンと重なれば日程調整や当日の移動に苦労しそうだ。

 運動会(体育祭)は安中、南牧、甘楽、長野原、高山、千代田の6市町村が実施方針。前橋市は小学校について中止を決め、各校で小規模な代替行事を行うことは容認する。伊勢崎市は各校判断とし、既に1校が中止した。吉岡、下仁田、大泉の3町は中学校について中止を決めた。

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