伊勢崎銘仙 若い感性で現代風に 東京造形大とシロテックス
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「大胆で自由な発想の作品がそろった」と話す後藤特任教授
デザインの一部

 おしゃれな普段着として庶民に親しまれた伊勢崎銘仙を若者の感性で再現しようと、東京造形大(東京都八王子市)の学生が織物製造のシロテックス(群馬県伊勢崎市連取町)と一緒に生地16種を製作した。都内で予定していた展示会は中止となったが、この産学連携プロジェクトの経緯を冊子「これからメイセン~銘仙の源泉と変遷~」にまとめた。市図書館が貸し出している。

 同社は伊勢崎銘仙の伝統的な手法を取り入れた技術でインテリア用織布を製造している。同大でテキスタイルデザインを研究している後藤大樹特任教授(41)は、経糸たていとに模様を熱転写してから無地の緯糸よこいとと織り上げる同社の技術に着目。学生、院生計15人と、現代風のデザインで銘仙を再現するプロジェクトを立ち上げた。

 銘仙の一種「ほぐしがすり」と同様に、縦方向にかすれたような柄に仕上がる特性を考慮。タケノコや風景などをモチーフにしたデザイン16点を作った。同社の下城郁雄社長(50)は「固定観念にとらわれない図柄で、大変刺激を受けた。若者に興味を持ってもらうきっかけになった」と完成を喜んでいる。

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