ウイルス遮断 ヘルメット型のマスクを開発 群馬大グループ
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試作品を装着する橋本教授(左)と説明する藤井教授

 群馬大大学院理工学府の藤井雄作教授らの研究グループは7日、新型コロナをはじめとするウイルスの侵入や自身からの排出をほぼ完全に遮断できるフルフェースヘルメット型マスクを開発したと発表した。現時点で商品化は未定だが、藤井教授は「全世界で必要な物。国内外に広まってほしい」としている。

◎2000円程度で量産が可能
 ヘルメット内の圧力と空気の流量を、背中のバックパック部分に搭載したセンサーやポンプで精密制御することにより、ウイルスの侵入や漏えいを遮断する。軽量で呼吸しやすく、製造コストも抑えられるといった特長がある。ヘルメット部分はペットボトル素材で作製可能で、最低限の機能のものは2000円程度で量産できるという。

 紫外線照射器を付けてウイルスを死滅させたり、透明シールド部分に画像を投影したりする応用が可能。バックパック部分を小型化したり、ヘルメット部分と一体化したりすることで現状の計1.9キロから、さらなる軽量化が見込める。形状を変えれば気密構造のベビーカーやベッド、服なども作れるという。

 医療現場での活用も想定されるが、「一般市民の着用が一番の狙い」と藤井教授。「国民が外出の際に着用すれば、集団免疫を獲得したのと同等になるはず」とした。

 研究グループは藤井教授のほか、同大大学院の橋本誠司教授、山口誉夫教授、田北啓洋助教で構成。ヘルメット型マスクを約1カ月前に着想し、特許取得や試作を進めた。

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