特産ナシをブランド化 収量の8%厳選「アカリ」認定 明和の「梨人」
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アカリのパッケージのサンプルを持つ東さん(右)と梨人の関本忠理事

 明和町の特産、ナシの付加価値を高めようと、町内のナシ農家でつくる農事組合法人「梨人なしんちゅ」はナシのブランド化を本格化する。糖度や大きさなど、複数の基準を満たしたナシに限り新ブランド「akari(アカリ)」とし、収量の8%ほどしか認定しない厳選商品として売り出していく。ナシを加工した新商品の開発なども行い、売り上げの底上げとともに、新規就農者の獲得を狙う。

 基準を満たせば品種に関係なくアカリと認定。基準の一つである糖度は、品種ごとの平均値より一定以上高いことを条件とし、町内で多く生産されている幸水では、平均値12.5より0.7ポイント高い13.2以上とする。大きさや形にも基準を設け、梨人が生産する中での最高品質と位置付ける。

 パッケージもこだわり、淡く黄色がかった白色の背景に金色の「akari」の文字を中央に配置する。果物の箱としては珍しい引き出し型とし、高級感あふれる外見にして贈答需要を見据える。

 ブランド化だけでなく、新たな顧客獲得に向けた新商品の開発にも着手する。若い世代をターゲットにしたナシの酢漬け「梨のカルダモンマリネ」や、ペットの小動物に向けた「梨のかじり木」などを企画。

 マリネは、ピンクペッパーやディルシードなどのスパイスがアクセント。しゃりしゃりとした食感を残して、生ハムなどと一緒に食べてもおいしいという。

 ナシの枝を乾燥させたかじり木は、硬い物をかじって歯の伸びすぎを防ぐ習性があるハムスターなどげっ歯類の使用を想定する。剪定した枝を再利用し、自然由来の商品として売り出す予定だ。

 梨人の東秀人代表理事(42)は「ナシの産地として明和町を盛り上げ、ナシ農家を始める人を増やしていきたい」と意気込む。

 梨人は今夏、新たにナシ直売所を建設したが、新型コロナウイルスの影響で開店を見送る。アカリは今月中にインターネットで予約受け付けを始める。

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