《鉄路を彩った名車両 (1)》デハ27 愛されたチンチン電車
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渋川市内を走る「デハ27」=1955年、田部井康修さん撮影
現在は峠の公園に展示、保存されている

 群馬県内の鉄路で蒸気機関車の定期運行が終わって50年。時代の変化や老朽化で役目を終えた鉄道車両が各地で展示されている。群馬県にゆかりのある車両にスポットを当て、その雄姿を振り返る。

 東武鉄道伊香保軌道線を走った路面電車「デハ27」。「デ」は電動機、「ハ」は客車を表す称号。木造の車体は全長約8メートル。屋根にある棒状の集電装置トロリーポールが特徴だ。乗務員が鳴らす警鐘の音から「チンチン電車」の愛称で親しまれた。バスの輸送網が整備され1956年に廃線となり、車両も姿を消した。

 渋川市内の平形眼科で保存された後、伊香保温泉再生事業の一環として温泉街の「峠の公園」で展示、保存されている。走行装置の台車は保存されていなかったため、別の車両から流用したという。

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