クラスター防止施設長ら具体策 老人ホームなど研修 前橋
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
有料老人ホームなどでの感染対策を学んだ研修会

 県内の高齢者施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを踏まえ、有料老人ホームなどを対象とした対策研修会が21日、前橋市の群馬会館で開かれた。施設長ら約140人が、施設内へのウイルスの持ち込みやクラスター発生を防ぐための基本を学んだ。

 群馬大病院に勤める感染管理認定看護師の須田崇文さんは、高齢者施設での基本的な対策について説明。利用者一人一人の手指の衛生を保つことが重要だとして、「各職員が消毒剤を携帯するのが望ましい」と呼び掛けた。感染の疑いがある利用者への具体的な対応も示した。

 ウイルスの特性を解説した同病院の感染管理認定看護師、山田まり子さんは、「症状が出る前に感染力があることが分かってきた」と話し、マスク着用の有効性を指摘した。

 参加したサービス付き高齢者向け住宅カペラ(沼田市)の管理者、角田美香さん(43)は「クラスターの発生が怖い。施設の感染対策委員会の看護師に伝えて対策を徹底したい」と話していた。

 県と県感染症対策連絡協議会などが主催し、3日まで計4会場で開く。県は伊勢崎市の有料老人ホーム「藤和のその」での集団感染を踏まえ、今月公表した検証報告書で研修の実施を対策の一つとして盛り込んでいた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事