嬬キャベ海外協力隊 農繁期の収穫に奮闘 隊員増え村民と結束
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収穫に取り組む隊員

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、帰国を余儀なくされた国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員が群馬県嬬恋村の夏秋キャベツ農家で活動するプロジェクトが、農繁期を迎え、本格化している。隊員も5月の開始時から増え、村民との結束も強めている。

 隊員は「嬬キャベ海外協力隊」として、農家で勤務。最近になって千葉や滋賀など県外出身者5人が加わり、先に来ていた7人と共にキャベツ生産を支える。収穫期の現在は午前2時ごろから活動。毎週金曜には共通の休みをもらい、村の魅力発信や課題の解決にも取り組んでいる。

 7月上旬に開いた結団式で隊員らは、10月下旬のプロジェクト終了まで全力で取り組むことを誓った。

 ザンビアでの体育支援の途中で帰国した富岡市出身の岩井あみさん(24)は「嬬恋村に温かく迎え入れてもらい“社会還元”へ気持ちが切り替わった」と前を向く。JICA青年海外協力隊事務局の小林広幸事務局長は「みんな、誰かの役に立ちたい気持ちでここにいる」と話した。

 隊員を受け入れる農家の干川秀一さんは「献身的で意識も高い」と評価。隊員が寝泊まりするホテル軽井沢1130の鈴木厚志総支配人も「村全体で新型コロナに立ち向かっている今、私たちの仲間が増えた」と歓迎した。熊川栄村長は「志よし、体力よしの彼ら。嬬恋キャベツの価値を上げてくれるだろう」と期待した。

 現地に事務局を置き、隊員の活動をサポートするNPO法人の自然塾寺子屋(甘楽町)は、活動費を工面するためにクラウドファンディングを開始。10月下旬ごろまでプロジェクトの特設ホームページhttps://terrakoya.or.jp/tsumakyabe/で受け付けている。

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