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新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校期間中(3~5月)の家庭学習や宿題について、桐生、太田両市をはじめ県内18市町村が提出物などを児童生徒の成績に反映させない方針であることが、上毛新聞の集計で分かった。文部科学省は成績に反映することができると通知している。一方、教員が見ていない環境で取り組んだ学習内容を客観的に評価することの難しさを懸念する声も出ており、市町村の対応が割れた。
◎文科省は「反映できる」通知
新型コロナの第2波で感染が広がれば、学校で1カ所に集まっての授業は再び中断する可能性がある。教員の監督下にない状況で、児童生徒が学校から課されたプリントやオンライン教材を使って学習する場面が増えることも想定される中、新たな成績評価の在り方が課題になりそうだ。
成績に反映させない18市町村のうち、太田市や上野村は「教員が直接指導していない以上、客観的な評価は難しい」と説明した。吉岡町も「評価基準が明確でない」とした。
館林市は「習熟度の確認に使ったが、成績には反映しない」と答えた。高山村は、休校明けの授業やテストで、家庭学習の成果が身に付いているかどうか間接的に確かめたとした。みなかみ町は成績に反映しないものの、休校中の提出物などには教員からコメントを付けて応えた。
一方、成績に一部加味するのは前橋、富岡、甘楽、玉村、千代田の5市町だった。下仁田町は中学校でのみ加味するとした。
高崎、伊勢崎、沼田、神流、中之条、長野原、片品、川場、昭和の9市町村は「各校判断」、草津町は未定とした。未定の邑楽町は「現場の教員から、保護者が宿題を代行していないか判別できないという意見があり、検討中」と明かした。
文科省は4月の通知で「指導計画を踏まえながら家庭学習を課し、教師が学習状況や成果を確認し、評価に反映することができる」としている。