上半期の労災死傷病者972人 コロナ関連20人に
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 今年上半期(1~6月)に群馬県内で新型コロナウイルス感染症に関し、労働災害として4日以上の休業を余儀なくされたのは少なくとも20人に上ることが31日、群馬労働局のまとめで分かった。同局は「職場などで感染することも労災。コロナ対応で疲弊し事故につながることもあり得る」としている。

 労働災害で4日以上の休業が必要と診断された際に労働局へ提出する「労働者死傷病報告」の受理件数をまとめた。労働災害での死傷病者数は前年同期比4人減の972人で、このうち死亡した人は4人減の2人だった。

 死傷病者を業種別に見ると、病院や介護施設を含む「保健衛生業」が9人増の91人で増加幅が最大。このうち病院などの「医療保健施設」は30人で前年同期の15人から倍増し、業務に関連して新型コロナウイルスに感染した人も含まれるとみられる。

 一方、「接客娯楽業」は16人減の57人となった。休業や営業時間短縮で労働時間が減り、発生件数が減少した可能性がある。死傷病者が最多だったのは「製造業」で1人減の291人。

 事故の内容別では、「転倒」が230人で最も多く、「動作の反動・無理な動作」が153人、「墜落・転落」が147人と続いた。「交通事故(道路)」は30人減の32人となった。

 同局は「人の動きが抑えられ、交通事故などの減少につながったとみられる。コロナの影響で増加する災害と減少する災害がある。今後はマスクの着用による熱中症などにも気を付ける必要がある」としている。

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