梅雨明け宣言とともに夏休み入り 「やっと」「いい野菜並んで」
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水遊びを楽しむ子どもたち=伊勢崎・西部公園

 気象庁が群馬県を含む関東甲信の梅雨明けを発表した1日、伊勢崎市の西部公園では噴水と戯れ、冷たい水に歓声を上げる子どもたちの姿が見られた。一方、これまでの長梅雨が夏野菜などの成育に支障を来し、農家は困り顔。夏本番を迎え、消費者は好天が続くよう期待した。

 前橋地方気象台によると、前橋の7月の日照時間は52.3時間(速報値)で、平年(139.0時間)の4割に満たなかった。直近10年間の7月と比べても、最も少なかった昨年(72.8時間)よりさらに約3割少ない。降水量は平年の1.4倍となる267.0ミリ。直近10年間でも昨年(287.0ミリ)、2017年(277.0ミリ)に続き3番目に多かった。

 赤城山南麓で野菜や苗、コメなどを生産する松村園芸(前橋市柏倉町)は、長雨のため、最盛期の夏野菜全般で収穫量が落ち込んだ。オクラは花芽が落ち、7月の収量がほぼゼロ。ナスの収穫には例年ほどの人手を要しない状況だ。スーパーから届く情報では、例年「過剰」となるナスやピーマン、キュウリの供給が「不足」のままという。

 役員の松村麗さんは「これまでになく成育が遅い。8月に取り返さないと」と前を向くが、台風シーズンが次なる懸案。特に長雨で成長が遅れたイネは、このまま収穫が遅れれば台風被害に遭う確率が高まる。「よく晴れて時々夕立が来るような、夏らしい天気が続いてほしい」と話した。

 同市のスーパーで買い物をしていた佐竹江里子さんは「いつもより店に並ぶ野菜が少ない気がしていた。ちょうどいい天気になって、いい野菜が並ぶとうれしい」と話す。家事でも「洗濯物が乾かなくて大変だった。布団も干せなくて乾燥機を使った。(梅雨明けは)やっとですね」と安堵あんどしていた。

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