防災に地形解析有効 台風19号検証委、最終報告 富岡市
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 群馬県富岡市で土砂崩れにより男女3人が死亡した昨年10月の台風19号(令和元年東日本台風)を巡り、有識者らでつくる市の災害検証委員会は3日、最終報告書を市に提出した。同委員会は、土砂災害を未然に防ぐためには発生メカニズムやリスクの検証が重要だと指摘。土砂崩れを引き起こしたとしたとみられる雨水の集中などを把握するには地形解析が有効と市に提案した。

 今後の行政と地域住民との連携については、市内の地区ごとの自主避難計画策定や避難所運営マニュアル策定など10項目を提言した。これを受け、市は自主避難計画を2022年度までに策定するとした。

 委員会の若井明彦群馬大教授らが同日、市役所に榎本義法市長を訪ね、最終報告書を手渡した。若井委員長は「防災には地域住民も自ら考えることが有効」などとした。

 同委員会は、斜面の上にあるわずかに傾いた段丘面に大量の雨が降り、浸透しきれなかった水が表面を流れて斜面を浸食、同時に地下水も斜面へ集中したことが土砂崩れの誘因となったなどと推定した。

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