eスポーツで対話力を 育英短大が新科目 戦術やプログラミング
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 群馬県高崎市の育英短大(石井学学長)は来年度、対戦型ゲームで競う「eスポーツ」に関する科目を新設する。世代間や異文化間における学生のコミュニケーション能力を向上させるのが狙い。eスポーツを通じて福祉施設などで交流し、その良さを広めながら地域貢献にもつなげる。

 受講対象は現代コミュニケーション学科の学生。主な科目はeスポーツの歴史や技術を学ぶ「概論」のほか、実践を通じてeスポーツの特徴や戦術、コミュニケーションの必要性を学ぶ「実技」、ゲームやソフトウエアの仕組みを学ぶ「プログラミング」などとする予定だ。

 eスポーツ熱は全国で高まっており、昨年10月の茨城国体で文化プログラムとして行われたほか、大型大会の開催やプロチームの結成、企業参入も相次ぐ。

 同学科長の泉水清志教授は「企業や行政によるeスポーツの活用はさらに進むだろう。授業で培った知識や技術を今後、社会の中で生かせるチャンスは大きい」と期待する。

 一方、ゲームに熱中することによる健康被害を不安視する声もある。これに対し、カウンセリングや臨床心理学などの他科目で、ゲーム障害の問題点を取り上げる予定。学生が多角的な視点で学び、デメリットに対しても問題意識を持てるよう支援策を講じる。

 泉水教授は「eスポーツが学びの一選択肢として社会的な評価が得られれば、学科内に専門コースを設置するなど次の展開も考えていきたい」としている。

 同短大は9日、eスポーツに特化したオープンキャンパスを開く。学科紹介のほかeスポーツ特別プログラムを設け、「ぷよぷよeスポーツ」で遊んだり、プログラミング体験ができたりする。事前予約が必要で定員は約30人。同短大ホームページから申し込む。

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