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新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校と学校再開を巡り、群馬県の中之条町教委は7日、独自に行った児童生徒への影響調査の結果を公表した。対象は約1000人で、心境や生活の変化などについて尋ねた。小学生の5割、中学生の3割がコロナのことを考えると嫌な気持ちになるとし、コロナへの嫌悪感があることが判明。休校中の登校日については小中学生とも約8割が好意的だった。一方、再開後に
前例のない3~5月の3カ月の休校が子どもにどう影響したか、14項目の質問を設定して調べた。町には小中学校が各2校あり、各校に調査用紙を配って小学生582人、中学生344人が6月22~26日に回答した。回答率は98%。
「コロナのことを考えると嫌な気持ちになったか」は、「はい」が小学生で49%、中学生で31%だった。「どちらかといえば、はい」を合わせても小学生の方が嫌悪感が強かった。同じ質問を国立成育医療研究センター(東京都)がインターネットで行った全国調査と比べると、同町ではコロナに対する嫌悪感が強いことが分かり、町教委は調査時に町内での感染者がいなかったため、怖がる人が多かったと推測している。
登校日は3~5月に週1回程度設けた。「登校日があってよかったか」に「はい」と答えた小学生は65%、中学生は49%だった。「どちらかといえば、はい」を合わせると小中学生とも80%以上。結果を踏まえ、町教委は今後、休校があった場合でも登校日を設ける考えだ。
休校は生活リズムを変化させた。起床や就寝時間が遅くなったと回答した小学生は49%、中学生は47%いた。一方、学校再開後に小中学生とも90%近くが、規則正しく寝起きするよう改善したと答えた。
休校中の家での過ごし方については、小中学生ともテレビやゲームが上位を占め、勉強や読書の時間を増やすことが課題となった。
コロナいじめの懸念も浮き彫りになった。咳などをしてからかわれたかについて、小学生は「はい」「どちらかといえばはい」が各2%、中学生は各1%だった。町教委は「少数ではあるが実際にいるのだろう。学校内で感染者が出た場合に備え、道徳や学級活動の時間を使ってきめ細やかに指導する必要がある」とした。