《新型コロナ》群馬県内新たに9人陽性 きょう警戒度引き上げ議論
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 新型コロナウイルス感染症の検査で、群馬県と前橋、高崎両市は13日、館林市スポーツ振興課職員(城沼総合体育館勤務)を含む20~70代の男女9人の感染を確認したと発表した。県内の感染確認は累計254人(うち19人死亡)。ほかに、太田市の60代女性が県外で陽性と確認されたが、県内分には計上しない。

 館林市職員は館林保健所管内在住の20代男性で、3~7日に勤務。8日午後は休み、同館内のトレーニング室を私用で使った。9、10日は市内で複数団体とのスポーツ練習会に参加。11、12日に勤務したが、12日昼に早退し、抗原検査で判明した。発症前2週間に県外行動歴はない。

 市は男性職員と同僚18人にPCR検査を行う予定。14日から当面、市管理の運動施設19カ所を閉鎖する。会見で須藤和臣市長は「感染リスクは誰にでもあり、早期対応で広げないことが大切。職員には改めて注意喚起する」とした。

 前橋市は70代夫婦と50代男性(自営業)、30代女性(フリーター)の4人。このほか、高崎市の20代男性(自営業)、伊勢崎市の30代男性(会社社長)、桐生保健所管内の20代男性(会社員)と40代女性(同)について陽性が判明した。

 12日判明分のうち、高崎市の女子中学生に学校関係の濃厚接触者はおらず、前橋市の福祉サービス事業所職員の20代男性は、新たに利用者9人と職場関係者2人を濃厚接触者と捉えた。

 それ以前の感染者の濃厚接触者では東日本製菓技術専門学校(同市)の学生関連22人のうち、学生1人が新たに県外で陽性と判明。群馬県美容専門学校(同市)の学生関連33人のうち、既に判明の4人以外は陰性だった。7月末に児童1人が感染した前橋元総社南小はクラスメートら47人全員が陰性で、12日に健康観察期間を終えた。

◎◎「新たな対応の必要性も」 14日に県が対策会議で議論

 県内で新型コロナウイルスの感染確認が再び増加していることを踏まえ、県は13日、関係部署の幹部を集めた対策本部会議を14日に開くことを決めた。県の独自指針に基づく警戒度を、現状の1から引き上げるか議論する。

 県は現在、県民に対し、感染者が特に多い東京や大阪、沖縄など9都府県への不要不急の移動自粛を求めている。仮に警戒度の引き上げが決まれば、社会経済活動の制限要請が強まる。

 県内の新規感染者は7月から増加に転じ、県によると、11日までの1週間の平均で1日当たり5.9人。感染経路不明の割合は56.1%で、警戒度を移行する際の基準を上回っている。一方、病床稼働率などは余裕がある。

 こうした状況を踏まえ、山本一太知事は12日夜、自身がキャスターを務めるインターネット番組で「場合によっては新たな対応を打ち出す必要も出てくる」と述べていた。

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