がん克服の歌手・木山裕策さん出演 群馬県のがん対策動画公開
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 「home」などの楽曲で知られる歌手の木山裕策さんが出演する群馬県のがん対策推進動画「がんと共に生きる」が完成し、2日にインターネット上で公開が始まった。患者を勇気づけようと、甲状腺がんを克服した木山さんが早期発見や病気との付き合い方を語っている。

 木山さんは2004年にがんが見つかり、左側の甲状腺を全摘出した。手術後に声が出なくなる恐れがあったが、リハビリで回復。テレビのオーディション番組に挑戦して、夢だった歌手デビューを果たした。

 デビュー曲「home」の作詞作曲を手掛けた音楽プロデューサーの多胡邦夫さん(高崎市出身)が現在、同市でスタジオを運営することなどが縁で動画出演が実現した。

 動画は前橋市など全編県内で撮影され、新たに録音したピアノ版の「home」が流れる。県民にもなじみのある風景の中で、木山さんが「治る病気です。特に今は早期発見されている」「ちょっと勇気を出して経験や悩みを話せれば、今はすごく生きやすい時代になってきている」などと語っている。

 2日に県庁で開かれた制作発表会にオンラインで出席した木山さんは、自身のがんも健診をきっかけに見つかった経験から「早期発見が大事。過信せず毎年受診してほしい」と呼び掛けた。家族や職場、医療者の支えで克服できたとも話した。

 発表会には多胡さんも出席、曲に込めた思いと重ねながら「帰る場所、待ってくれている人がいることが生きる力になる」と話した。山本一太知事は「患者や家族にとって、これ以上勇気づけられることはない」と述べた。動画投稿サイト「ユーチューブ」の県のチャンネル「ツルノス」で1年間公開される。

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