こけし職人 絶やすまい コロナ苦境吉岡の工房 経営資金 CFで募る
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「日本人にも改めてこけしの魅力を伝えたい」と話す田中代表

 新型コロナウイルスの影響で休業状態が続く、晃常こうじょうこけし工房「こけしげのコケシ」(群馬県吉岡町大久保)が、クラウドファンディング(CF)を始めた。打撃を受けた経営を立て直そうと、人件費や固定費など計300万円を目標に募る。

 同工房は1968年創業で、日本情緒を感じさせる工芸品や愛らしいキャラクターものなど幅広いこけしを手掛ける。毎月約2千体を生産し、全国各地に販売してきた。

 新型コロナ感染症の影響で、主な購買層だったインバウンド(訪日外国人客)が大幅に減少。2月から売り上げがどっと落ち込み始め、4月以降は前年同月比95%減になるほど深刻な状況だ。現在は工房の稼働をストップし、5人の従業員も自宅待機を余儀なくされている。

 2代目の田中重巳代表(43)は、県内のこけし職人を絶やすまいと意気込み、「小さい工房でも頑張っていることを知ってもらい、一人でも多くの人にかわいいこけしを手に取ってもらいたい」と話している。

 支援は1口3千円から。金額に応じ、創作こけしとエコバッグやクリアファイルなどオリジナルグッズのセットの返礼がある。10月28日までCFサイトのキャンプファイアで受け付けている。

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