特支高等部の生徒 就労にコロナ逆風
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 新型コロナウイルス感染拡大の余波は、知的障害がある高校生への就労支援にも及んでいる。適性の個人差が大きく、一般企業への就職には事業所との相互理解が不可欠だが、実習や地域交流の機会が減った上、景気悪化で採用活動の萎縮も懸念される。特に、群馬県が2018年度に未設置地域4カ所で開いた特別支援学校(特支)高等部では最初の卒業生を送り出す年度を迎え、就職先となる地元事業所の開拓に力を入れている。

 4校の一つ、県立沼田特支高等部は昨年度から校外実習を始めた。2年次は多彩な職種、3年次は志望する職種や事業所で行い、適性や意欲をすり合わせる構想だった。地元就職を望む生徒には、雪道や公共交通機関で通勤するための練習も考えていた。

 だが3月以降、新型コロナの感染が拡大。県教委は本年度、1学期に実習を本格的に実施しないよう通知した。同校では、感染防止策の企業との合意や保護者による送迎などの調整がついた場合に限り、7月から徐々に再開している。

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