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事故防止に役立ててもらおうと、日本損害保険協会(東京都)は17日までに、ホームページ(HP)で公開している「全国交通事故多発交差点マップ」を更新し、群馬県内で2019年に人身事故が特に多かった交差点5カ所を公表した。事故件数が最も多かったのは高崎市の「緑町」(13件)で、全国で9番目に事故が多かった。それ以外の4カ所はいずれも前橋、高崎両市だった。
「緑町」は国道17号と市道環状線が交わる交差点。国道側は右折レーンを含めると片側4車線、市道側は最大片側4車線となる。双方が直線で交わり見通しは良いものの、朝夕の通勤時間帯を中心に交通量が多く、渋滞も発生しやすい。周囲には飲食店や家電量販店、衣料品店が立ち並ぶ。昨年この交差点で起きた13件はいずれも軽傷事故だったという。
この交差点での事故を形態別に見ると、追突と左折時がそれぞれ4件。右折時が2件、右折車と直進車による「右折直進」が1件、その他が2件だった。脇見運転などで信号待ちをしている前方車両に気付くのが遅れたり、対向車の動きに気を取られて横断者の確認が不十分だったりしたのが主な事故原因とみられている。
他に事故が多かった交差点は、前橋市の「元総社町南」が11件、高崎市の「下小鳥町」10件。ともに高崎市の「問屋町入口」と「上大類町」は9件で同数だった。
この5カ所での事故件数計52件を形態別に見ると、追突が24件(46.2%)と最も多く、次いで左折時が10件(19.2%)、右折時が6件(11.5%)などとなった。
県警交通企画課は、事故件数が多かった5カ所は幹線道路が交わる大きな交差点で、交通量も多くさまざまなリスクがあると指摘。ちょっとした油断や安全の確認不足が事故につながりかねないとして、「運転に集中し、常に安全を確認しながら走行してほしい」と呼び掛けている。
マップは同協会が警察庁や全国地方新聞社連合会と連携して08年に公開し、毎年更新。都道府県ごとに人身事故が多い交差点のワースト5を公表している。