性的自撮り要求禁止 悪質違反は罰金 群馬県
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 インターネット上で知り合った人に、裸など自身の性的な画像を送ってしまう「自画撮り被害」を防ごうと、群馬県は18歳未満の相手に自画撮りを要求することを禁じ、悪質な違反者には30万円以下の罰金を科すとする県青少年健全育成条例改正案をまとめた。23日にパブリックコメント(意見公募)を始めた。県議会での議決を経て、来年7月ごろの施行を目指す。

 条例案では、18歳未満の人に対して児童ポルノに当たる性的な画像や動画を提供するよう求める行為自体を禁止する。その上で、だましたり判断能力の未熟さに付け込んだりする悪質な場合は罰金を科す。

 児童ポルノを送るよう脅したり、実際に撮影させて送らせたりすれば、刑法の脅迫罪や児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)に当たることがあるが、その前段階で規制する。画像がネット上に流出すれば完全に消し去るのは難しく、将来にわたって被害者を苦しめるため、未然防止を図る。親密になって合意の上で性的な画像を要求することも禁止の範囲に含む。

 スマートフォンの普及で、未成年者がネットに接する機会が増え、写真や動画の撮影が容易になった。性的な画像を求められ、送ってしまう被害は全国的に増えている。警察庁によると、昨年は全国で児童ポルノが作られた事件のうち、子どもが自ら撮影した画像に伴う被害が最多の約4割(584人)を占めた。県警によると、県内の自画撮り被害は2012年以降、年間1~11人で推移している。

 県児童福祉・青少年課によると、今春時点で東京など31都道府県が条例に同種条項を盛り込んでいる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事