新型コロナ感染 警戒呼び掛け強化 山本知事「大変厳しい状況」
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 群馬県の東毛地域を中心に外国籍とみられる住民の新型コロナウイルス感染が相次いでいることを踏まえ、山本一太知事は25日、各国大使館や隣接の栃木県と連携するなどして警戒の呼び掛けを強化することを明らかにした。県指針に基づく警戒度は2を維持するものの、一部は引き上げの基準に迫る項目もあり、「大変厳しい状況」とした。

 今月18~24日に新たに86人の感染が判明。保健所管内ごとでは、館林(館林市、邑楽郡)45人、太田(太田市)18人、伊勢崎(伊勢崎市、玉村町)13人と、伊勢崎と東毛地域が9割近くを占めた。外国籍住民が多く暮らす地域と重なり、86人のうち約8割が外国籍とみられる人だった。

 こうした状況から、県は県内に住む外国籍住民の母国大使館と連携した情報発信を進める。既にブラジル大使館への協力要請を済ませており、総領事が県内を訪れて外国籍住民のコミュニティーに直接呼び掛ける方向で調整している。近くペルーやボリビアの大使館にも協力を求める。

 東毛を含めた両毛地域では外国籍住民が関係したクラスター(感染者集団)も発生し、感染が拡大した経緯がある。県は多言語で作製したチラシなどを栃木県と共有し、広域的な拡大防止を図る。

 ラジオを活用した情報発信や保健所への通訳派遣にも取り組む。山本知事は「感染拡大は局所的。他の地域に広げないよう早期の封じ込めが重要」とした。

 一方、不要不急の移動自粛を求める地域は26日から神奈川県を外し、東京都のみとする。

◎県内男女8人新たに陽性
 新型コロナウイルス感染症の検査で、県と高崎市は25日、新たに10歳未満から60代までの男女8人の陽性が判明したと発表した。県内での感染確認は累計696人(うち19人死亡)となった。

 県と高崎市によると、8人は高崎、伊勢崎、太田の3市と玉村町、館林保健所管内(館林市、邑楽郡)に居住。玉村町のいずれも60代の男女と伊勢崎市の10歳未満の男児は、既に陽性が発表された人の濃厚接触者だった。

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