高崎のCSF 必死の作業 現場疲労 24時間体制で殺処分
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養豚場を出る車両を消毒する関係者=28日午後4時30分ごろ、高崎市内

 CSF(豚熱)が発生した群馬県高崎市内の養豚場での殺処分は28日も続いた。2日連続で参加した県職員や長時間現場に残る獣医師もいて、疲労をにじませながらの作業となっている。周辺住民からは感染の広がりを心配する声も聞かれた。

 この日も6時間ごとの交代制で24時間体制の作業となった。鹿児島などから応援に入った獣医師もいた。

 死骸を穴に埋める作業を監督し、午後8時ごろに戻った40代男性職員は「昨日とは違う作業だったので慣れない」と疲れた様子。50代男性職員は「板を使って豚を追い込む作業をした。必死でやった」と話した。

 50代の主婦は「(CSFは)人間には感染しないと聞いているが、他の養豚場に広がらないか心配」と語った。

 感染が確認された養豚場の進入路は県が消毒ポイントを設置。道幅4メートルほどの山道に自衛隊車両や県職員を乗せたバスが行き交う。

 白い防護服に身を包んだ県職員4人が3班交代制で24時間待機する。養豚場から出る車両には専用の噴霧器を使い、ウイルスが付きやすいタイヤや車体の底を中心に消毒液を吹き掛けた。

 近くの40代男性は「27日の朝から物々しい車が何台も通るので、何事かと思った」とし、1カ月ほど前から野生イノシシが路上で死んでいるのを何度も目にしていたとして「今思えば前兆だったのか」と話した。

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