台風19号被害の富岡市が災害時マニュアル製作 概要版は全戸配布
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富岡市が作ったマニュアル

 昨年10月の台風19号による土砂崩れで男女3人が死亡した群馬県富岡市は29日、避難行動と避難所開設・運営に関するマニュアルをそれぞれ作った。避難行動マニュアルは概要版を用意し、10月初めに市内全戸へ配る。市は、市民や地域が災害対策を「自分ごと」として捉え、行動してほしいと呼び掛ける。

◎避難所開設・運営マニュアルは感染症対策にも対応
 概要版はA4判で15ページ。日ごろから取り組むこととして、(1)自分がとるべき避難行動を確認する(2)非常持ち出し品・備蓄品を準備する(3)情報への理解を図る―ことを挙げた。安全に避難できるタイミングや、土砂災害の前兆なども説明する。

 避難行動マニュアルは、概要版の内容をより具体的に記している。一方、避難所開設・運営マニュアルには、新型コロナウイルスを受け、「避難所における感染症対策」の項を設けた。マニュアルはそれぞれ400部作り、区長や公民館などに配布する。

 台風19号の災害検証委員会からマニュアルが必要との提言を受けたり、地域住民からも強く要望されたりしたことから、市民向けとしては今回初めて作った。市は「地域の防災力を高めることにつなげたい」としている。

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