群馬県のCSF殺処分7割に ワクチン補助など 高崎、安中市が対策
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 群馬県高崎市内の養豚場でCSF(豚熱)に感染した子豚が確認されたことを受け、高崎、安中両市は29日、それぞれ緊急対策を発表した。農家に対するワクチン接種費用の補助などが柱。県が進める養豚場での殺処分は29日午後3時までに飼育する豚の7割に当たる3793頭を終えた。

 高崎市は同日、市職員が市内の養豚農家に出向き、防護柵の設置状況などの点検を始めた。30日にも終える予定。点検により必要となった改修や、防鳥ネット設置などの費用を補助する。養豚場へ出入りする車両を消毒する噴霧器を全養豚農家に配布するほか、ワクチン接種費用を全額補助する。予算額は計約1億円。富岡賢治市長は「拡大を防ぐために考えられる対策を全て実施する」としている。

 安中市は市内の養豚農家に対し消石灰を1軒当たり10袋配布する。ワクチン接種は20万円を上限に費用の半分を補助する。

 今回のCSF発生について、野上浩太郎農相は29日の閣議後記者会見で、「衛生管理の徹底が十分でなかったために発生したとも推察される」との見方を示した。全国の養豚場に、早期通報と衛生管理の徹底を指導したことも明らかにした。

 財務省関東財務局は同日までに、県内金融機関に対し、CSFで影響を受けた取引先への適切な融資対応に努めるよう要請した。

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