伊勢崎ジュニアオケ 外出自粛で退団相次ぐ
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感染予防のため、間隔をとって練習に励む伊勢崎ジュニアオーケストラの子どもたち

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、群馬県伊勢崎市を拠点に活動する「伊勢崎ジュニアオーケストラ」の団員が減り、苦境に立たされている。例年春の定期演奏会の際に団員を募っていたが、今年は定演が中止。外出自粛期間に練習ができなかったことなどがきっかけとなり、退団者が相次いだ。そうした中、団員増に向けて11月に初めて楽器体験会を企画したところ、30人以上の参加希望があった。平田進団長(74)は「体験会を通じて団員を増やしていきたい」と意気込んでいる。

 同オーケストラは子どもの豊かな感性を育むため、教育関係者らが1998年に発足。創立10年目から、群馬交響楽団の団員らを講師に招いてレベルアップを図り、音楽家を目指す子も出るようになった。6年ほど前のピーク時は、市内外の年長児から高校生まで50人近い団員がいたが、近年は講師やOB、OGが入ってオーケストラ編成を保っていた。

 団員の減少に拍車を掛けたのが新型コロナウイルスだった。入団を呼び掛ける機会になるはずの4月の定演が中止になった上、自粛中に自宅では音を出せない団員もいた。6月中旬から週1回、赤石楽舎(同市曲輪町)でのレッスンを再開したものの、モチベーションを維持するのが難しく、退団者が相次いだ。現在、団員は準団員の専門学校生2人を含めて17人。演奏できるレベルの団員は13人にとどまるという。

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