コロナ禍で注目の資格 人材を育成 群馬医療福祉大が新学部
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 群馬医療福祉大(前橋市)の新学部設置構想について、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は22日、臨床検査技師と臨床工学技士の国家資格取得を目指す「医療技術学部」の新設を認可するよう萩生田光一文科相に答申した。正式な認可を経て来春開設する。群馬県の大学で初めて、両方の受験資格を在学中に取得できるようになる。新型コロナウイルス感染拡大で両職種への関心が高まっており、同大は医療技術で社会に貢献する人材の育成を目指す。

◎在学中に「ダブルライセンス」可能に
 新学部には臨床検査学専攻と臨床工学専攻を設ける。定員は各40人で、同市川曲町のキャンパスを拠点とする。教員は各資格や医師免許の保有者を含む24人。現場経験や教育研究実績が豊富な人材を集めた。

 学生は基本的に各専攻でそれぞれの資格取得に向けて学ぶ。選択科目を履修すれば両資格の受験資格を在学中に得ることができ、「ダブルライセンス」が可能になる。授業数や勉強量が増えるため、着実に学び進めてもらおうと、1、2年次の成績を基にダブルライセンスを目指し続けるか判断する仕組みとする。

 両職種はコロナ禍を契機に注目された。患者の体や採取した検体を検査・分析する臨床検査技師は、新型コロナの感染を確かめるためのPCR検査を担っている。医療機器を操作・管理する臨床工学技士は、重い肺炎になった患者に使われる人工心肺装置「エクモ」をはじめ、糖尿病患者らへの人工透析にも関わる。

 コロナ対策の長期化も見据え、鈴木利定学長は「質が高く安全で効率的な医療を目指し、高い技術と知識、人格を持つメディカルスタッフを養成する」としている。入試は最も早い学校推薦型選抜が11月に始まる。

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