高崎のナシ窃盗に関与か 入管難民法違反の疑いでベトナム男逮捕
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両手に袋を持って歩く人物が写っていた防犯カメラの画像(9月25日)と防犯カメラの画像を基に作成したイラスト
ナシを詰めた袋が放置されていた果樹園=26日(農家提供)

 群馬県高崎市の榛名地区で相次いだナシの窃盗被害を巡り、県警がベトナム国籍男1人を入管難民法違反(不法残留)の疑いで逮捕していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。同地区の農園で約200個のナシが袋詰めにされた状態で放置されており、何らかの理由で作業を中断し、逃走中に捕まったとみられる。県警は男を含む犯行グループがナシの窃盗に関与しているとみて、詳しく調べている。

◎同じ農園で2回目の被害 防犯カメラに犯行映る
 捜査関係者によると、逮捕された男はナシを集める役割とみられ、他に指示役などがいる可能性もあるという。

 被害農家の男性によると、ナシが袋詰めされたのは25日午後7~9時ごろの間で、翌朝、警察から「ナシを盗んだ人がいる。現場検証に立ち会ってほしい」と連絡があった。捜査員と一緒に農園に行くと、計197個が藤岡市指定のごみ袋9袋に入れられ、放置されていた。ナシの一部をかじってその場に捨てた形跡もあった。

 男性が被害に遭ったのは9月に続いて2回目。農場付近に独自に設置していた防犯カメラには、駐車場に停車する車と運転手、車から降りて農園に向かう2人の人影が映っていた。1回目はナシを入れた大きな袋を両手で持ち、車に戻る姿も確認されており、複数人のグループが転売目的で犯行を繰り返していたとみられる。男性は「このまま芋づる式に全員捕まってほしい。これ以上被害が出ないことが一番の望み」と話した。

 同地区では8~9月にかけてナシ計4500個余りが盗まれる被害が確認されている。太田市で逮捕されたベトナム人グループとの関連は分かっていない。

 県警は防犯カメラ映像の解析などから、共犯者の特定を急いでいる。

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