群馬県内の家畜連続窃盗 買い手募る投稿削除 証拠隠滅図ったか
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家宅捜索を行う捜査員=26日、太田市

 群馬県内外の農家から家畜や果物が相次いで盗まれた窃盗事件に絡み、太田市のベトナム人13人が入管難民法違反容疑で県警に逮捕された事件で、このグループの一部が会員制交流サイト(SNS)で豚の買い手を募るなどしていた投稿をいずれも削除していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。窃盗事件が発覚し、大きく報道された以降に投稿が削除されており、県警はグループの一部が犯行の発覚を恐れ、証拠隠滅を図った可能性もあるとみて、連続窃盗との関連を調べている。

>◎価格や量書き買い手を募集 報道後に証拠隠滅図ったか
 入管難民法違反で逮捕されたのは、太田市新田上中町、自称カラオケ店経営のベトナム国籍の男(39)ら20~30代の男女13人。このうち10人は2016~19年にかけて、技能実習生として来日していた。

 捜査関係者によると、グループの一部はSNSに豚の解体の様子や果物の写真を投稿、価格や量を示して買い手を募っていた。居住場所を示す情報も盛り込まれていたという。豚の盗難被害が発覚し、新聞やテレビで大きく報道された今夏以降、投稿はいずれも削除されていた。

 県警はこのグループの一部が8月中旬以降、太田市内の配送センターから肉や果物を配送していたことを確認しており、容疑者の男2人の名前が書かれた複数の伝票も押収してる。受取人はベトナム人が多く、県内や埼玉県などの関東地方が大半を占めていた。また、26日に行われた家宅捜索で、冷凍した鶏肉以外にも、肉を加工する機械や細かく分けられた複数の肉が見つかっていた。入手先などを詳しく調べている。

 県警は複数のグループが転売目的で家畜などの窃盗を繰り返し、SNSなどで購入者を募っていた可能性が高いとみて、入手先や販売ルートなどを調べるとともに、事件の全容解明を急いでいる。県警は27日、容疑者ら13人を入管難民法違反容疑で前橋地検に送検した。

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