赤城南麓にフクロウ30羽 都内から移住 前橋市が住民票交付
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都内から前橋市に“移住”したフクロウ。特別住民票が交付された=28日、前橋市

 コロナ禍で閉店した都内のフクロウカフェで飼育されていたフクロウ30羽が前橋市に“移住”することになり、同市は28日、赤城山特別住民票を交付した。市民有志が、市が所有する赤城山南麓の森などを候補地に飼育場所を選定しており、市民との触れ合いや環境教育などフクロウが活躍できる新たな展開も模索していく。

◎活躍の場を模索 スタッフだった女性も移住
 東京・池袋のカフェオーナーだった松岡真理さん(44)が今月に店を閉める際、フクロウの引取先を探し、同市の友人、松本良美さん(49)に相談した。松本さんから紹介を受けた市移住コンシェルジュの鈴木正知さん(55)が赤城山での飼育を提案するなどし、移住につながった。

 活動には松本さんと鈴木さん、地域おこし協力隊の川島志保さん(33)も加わっている。30羽は現在、川島さんと松本さんの自宅で飼育されており、松岡さんのカフェのスタッフだった女性も市内に移住して活動している。

 飼育の候補地として、市が所有する「憩の森」(同市富士見町赤城山)にケージを設置したり、古民家を活用した交流スペース「IRORI(いろり)場」(同)内に居場所を設けたりする案が検討されている。飼育場所の選定とともに今後の活動内容を詰め、必要な資金調達にはクラウドファンディングの活用も想定する。

 同日市内で開かれた交付式で、山本龍市長は「市民の仲間として歓迎したい」と述べた。フクロウを所有する松岡さんは「フクロウも自然に近い方が安心して暮らせるはず。(移住の計画が)理想的な形で進んでいてありがたい」と話していた。

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