思い出のピアノ復活 閉校20年経て道の駅に 片品小分校
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復活したピアノに合わせ、片品小校歌を歌う参加者

 片品村の片品小東小川分校(廃校)で、半世紀近くにわたって子どもたちと過ごしてきたピアノが、誰でも自由に演奏できる「ストリートピアノ」としてよみがえる。お披露目会が31日、同村東小川の東京電力白根発電所で行われ、地元住民や卒業生が思い出のピアノの復活を祝った。今後は同村の道の駅尾瀬かたしなが、敷地内の展望テラスに設置。観光客らの憩いに役立てたい考えだ。

 ピアノは1953年、同発電所の建設を記念し、東京電力が同分校に寄贈。2000年度に分校が閉校となるまで使われ、その後は校内で保管されていた。

 一方、同発電所は昨年6月から大規模改修に入り、今年9月から運転を再開した。ピアノと発電所のつながりを見つめ直し、住民や観光客が誰でも気軽に弾けるストリートピアノとして活用しようと、道の駅を運営する村振興公社などがピアノの調律といった準備を進めてきた。

 お披露目会には村内の観光・商工関係者や地元児童、卒業生ら計約100人が出席した。卒業生によるピアノ演奏をはじめ、子どもたちが伴奏に合わせて片品小校歌を斉唱。新たな役割を担うピアノの復活を祝った。参加者は発電所内も見学した。

 道の駅の星野重雄駅長は「歴史あるピアノが復活してうれしい。尾瀬の山を望む風景の中で弾けるストリートピアノをPRし、観光振興に役立てたい」と話している。

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