妊産婦ケア 前橋に拠点 群馬県助産師会が年内開設 CFで資金募る
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 母子支援活動を行っている群馬県助産師会(真下由利子会長)は、年内に事務所機能を併せ持つ妊産婦ケア施設を前橋市に開設する。乳児の一時預かりや相談受け付けを中心に行い、育児に悩む母親の不安を解消する。同会によると、助産師会が直接運営する施設は全国的にも少ないという。すでに建物を購入、施設内の環境整備に伴う費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募っており、協力を呼び掛けている。

 施設として活用するのは前橋市六供町の2階建て住宅で、9月下旬に購入した。鈴木せい子前会長が運営する太田市の助産院を間借りしていた同会事務所を1階に移転し、2階にある3部屋で乳児の一時預かりや悩み相談などの個別サービスを提供する。施設名称は未定で、分娩業務は行わない。

 創設65年を迎える同会は独立した事務所を持たず、公共施設などを活用して訪問型の支援活動を行ってきた。妊産婦ケアの拡充を目指し、これまでも自前施設の開設を検討してきたが、資金調達などの面で難航してきた経緯がある。

 今年退任した鈴木前会長から「助産師会のために貢献したい」と資金提供の申し出があり、開設に向けた準備を進めてきた。8月に開かれた総会で、会員から負担金300万円を集めることに加え、CFによる寄付金で費用を補うことを決めた。

 12月25日まで200万円を目標にCFで寄付金を募り、施設内に設置するベビーベッドやエアコンなどの備品購入に役立てる。目標金額に届かなかった場合は寄付金が一切受けられないため、同会は「妊産婦ケアの拡充が産後うつや児童虐待の予防につながる。本県の母子支援の拠点にするためにも多くの方から協力をいただきたい」と話している。

 問い合わせは同会(0276-37-5198)へ。

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