御巣鷹の尾根風車片付け冬支度 14日から冬季閉山
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風車を抜き取る黒沢さん

 乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村楢原)が冬季閉山日(14日)を迎えるのを前に、尾根の管理人、黒沢完一さん(77)が4日、最も多くの墓標が並ぶスゲノ沢に飾られた鎮魂の風車約200本を片付けた。

 風車は7月、黒沢さんと事故の風化防止を訴える有志団体「御巣鷹の事故を忘れない会」の井上育代さん(57)=伊勢崎市=が設置した。

 黒沢さんは、風車を一本一本抜き取って丁寧に箱に納め、手すりに固定された設置台も取り外した。黒沢さんは、昨年の台風19号による被災や新型コロナウイルスの影響で登山者が例年に比べて少なかったことを寂しいとしつつ、「今後も風化防止につながる活動を続け、より多くの人に何度も足を運んでもらえる場所にしていきたい」と話した。

 現在、尾根へ向かう村道は通行止めとなっており、関係者以外の入山が規制されている。尾根は14日の冬季閉山日に、登山口手前にあるゲートが閉められる。

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