不法投棄疑いで5人逮捕 警視庁 藤岡の高山社跡近くに産廃
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廃棄物を土に混ぜて投棄されたとみられる現場=6日午後3時ごろ、藤岡市高山

 大量の産業廃棄物を土に混ぜ、群馬県藤岡市の造成地に不法投棄したなどとして、警視庁生活環境課は6日までに、廃棄物処理法違反の疑いで、東京都清瀬市下清戸、産廃処理会社社長の男(53)ら男5人を逮捕した。同課によると、廃棄物からはアスベスト(石綿)などの有害物質も検出された。世界文化遺産の高山社跡から数百メートルの場所に捨てていたという。

 廃棄物は主にガラスくずや木くずだが、アスベストなどの有害物質も検出された。

 社長の男の逮捕容疑は6月、運営する中間処理施設から出た廃棄物約21トンについて約8万円で処分を委託した疑い。社長は「廃棄物ではなく残土だ」と供述し、容疑を否認しているという。正規の方法で処理すれば50万~60万円かかるという。

 他4人の逮捕容疑は7月、受託した廃棄物を藤岡市の造成地に投棄するなどした疑い。

 藤岡市環境課によると、現場周辺の住民から「県外ナンバーのダンプカーが土砂を搬入している」との情報が寄せられ、県西部環境森林事務所に報告。市と同事務所の職員が現地を確認したが、産業廃棄物とは確認できなかったという。

 友人3人と高山社跡を訪れていた高崎市の70代女性は「美しい景観を損なう行為で、許されないと思う」と話した。

 投棄現場近くに住む60代女性は数カ月前、連日にわたってダンプカーが早朝から土砂のような物の投棄を繰り返していたと説明。警察が来るようになり一時的に止まったが、その後も作業車が訪れていたという。「有害物質が入っていたと知って不安」と話した。

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