希少がんと闘う料理人の鈴木さん 仲間が「応援する会」立ち上げ
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治療や料理への思いを語る鈴木さん

 数十万人に1人とも言われる希少がん「類上皮肉腫」と闘う前橋市のイタリア料理シェフ、鈴木伸朋さん(36)を支援しようと、知人や同窓生らが活動している。8月に募り始めた寄付金は約1カ月で目標を大きく上回る約245万円を達成した。鈴木さんは「店を復活するためにも治療に専念し、料理で恩返ししたい」と話している。

◎類上皮肉腫が判明 7月に閉店を決断
 鈴木さんは2017年からイタリアンレストラン「ダル クオーレ」(前橋市敷島町)のオーナーシェフを務め、昨年10月に東京で開かれたイタリア料理大会「第2回プレミオ・アッチ」で最高賞のグランプリに輝くなど活躍。だが、今年6月、以前から感じていた足の痛みが類上皮肉腫と判明した。「ピーク時は痛みでイスに座れず、眠れなかった」といい、7月に閉店を決断した。

 そんな鈴木さんの力になろうと、前橋市や伊勢崎市などの料理仲間や同窓生らが中心となって「鈴木伸朋くんを応援する会」を立ち上げ、口コミなどで寄付を呼び掛けた。集まった寄付金は鈴木さんの通院などに役立てられている。

 寄付金集めは一段落したが、今後も支援を続ける。鈴木さんと伊勢崎殖蓮うえはす中の同窓生で「応援する会」会長の石倉裕一さん(36)は「数え切れないほど多くの人が関わってくれた。一人一人ができることで支えていきたい」と力を込める。

 鈴木さんは「本当に感謝のひと言。自分一人だったら、どう生きていけばいいのかと、どん底にいたところを救い上げてもらった」と話している。

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