高校生のLINE相談 5~10月に計511件 「心身の健康」最多
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 無料通信アプリ「LINE(ライン)」で群馬県内の高校生と一部中学生に行っている相談事業で、県教委は10日、本年度は5~10月の計35日間で計511件(速報値)の相談が寄せられたと明らかにした。このうち「心身の健康・保健」が前年度比4.7ポイント増の12.1%で最も多く、昨年度に最多だった人間関係の悩みを上回った。一斉休校や部活動縮小など新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校生活の変化が影響した可能性がある。

 健康面には「気持ちが落ち着かない」などの相談が含まれる。高校教育課は「詳細を分析しておらず一概に言えないが、一斉休校の影響はあるだろう。引き続き学校と連携して、子どもの様子をよく把握する必要がある」とした。

 内訳で2番目に多いのは「学業・進路」で前年度比2.8ポイント増の10.6%。人間関係を巡る相談は減って「友人関係」が5.1ポイント減の10.0%、「恋愛」が7.3ポイント減の3.5%にとどまった。

 対象となる高校生が5万4000人、伊勢崎、館林両市の中学生が約8000人いるのに対し、相談に必要なLINEの「友達登録」をしたのは計998人だった。

 本年度の相談は6月~来年3月の日曜午後6~9時に受け付けている。一斉休校中の5月下旬と夏休み終了前後の8月下旬に集中相談期間を設けた。5月時点では「学業・進路」の相談が目立っていた。

 本年度始めた中学生からの相談は、自画撮り被害や「学校に行きたくない」などで全体の8.4%だった。高校生と「校種不明」が共に45.8%だった。

 同日、県庁で35市町村教育長が集まった会議で報告した。会議では中学生の相談を始めた2市が「電子メールの相談は利用がない。SNSは身近で、使ってもらえる」などの意見を述べた。

 県教委は、多様な相談窓口を持つ意義は大きいとして、中学生の相談を2市から拡大できないか、市町村と調整する。

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